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2022.03.20

横断歩道を渡りきるのに必要な速度

みなさんは、街中にある横断歩道が何秒で渡りきるように設計されているかご存じでしょうか?

 

答えは、秒速1メートルです。

 

厳密にいうと、もう少し余裕があります。

横断歩道の長さ1mにつき1 秒で計算し、それに交通量の差によって多少の猶予時間がプラ スされているそうです。

この時間を過ぎると青信号が点滅しますので、赤信号になるまでにはもうちょっと余裕があります。

つまり20m の長さの横断歩道では、20秒ちょっとで渡りきることができれば、青信号が点滅して焦ることがないということになります。

 

一般的に健康な成人の歩く速度は時速4キロメートルほどといわれています。

 

これを秒速に変換すると1.11m/秒となります。

高齢者の方がこの速度で歩けるかどうかを考えると、人によって大きく差が出るところかと思います。

もし秒速1メートルで歩くことができなければ、横断歩道を渡り切れない、または途中で立ち往生してしまう可能性があります。

もし渡りきれなかった場合は焦っ て本人の能力以上に頑張ってしまい転倒する危険もあります。

 

高齢者が自立した生活を送ることを目指すのであれば、ただ歩けるようになるというだけではなく、

こうした日常生活の様々なシーンを想定してリハビリに取り組まなければなりません。

 

仮に何らかの理由で入院し、その後、無事退院することになったとしても、

歩いて外出する機 会がある方なら、毎秒1m以上の速度で 歩けるかどうか?を意識してみて下さい。

 

ここ数年で歩行速度が遅い方のための信号機整備が進んでいるようですが、

すべて青延長用押ボタン付きとは限りませんし、信号を避けて移動するのはもっと危険です。

現状で青信号を渡りきれるという方は今後もその歩行速度を維持できるよう、自分でできる範囲 で日々の練習をしてみましょう。

 

リハプライド富雄では3か月に1度、体力評価を行っています。

 

その1つに3メートル歩行があります。

椅子に座った状態で3メートル離れた場所を折り返し地点として往復して着座するまでのタイムを計ります。

短い距離に思うかもしれませんが、歩く速度を定期的に計ることで、自分の体の状態をしっかりと把握することができるのです。

 

 

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