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2021.10.02
なぜ介護5の方でもマシンができるの?
パワーリハビリは、立位が10秒くらい保持できる方であれば、要介護4の方でも5の方でもオススメできるリハビリです。
マシンを使ってガシャンガシャンとトレーニングしているので、トレーニングジムの筋力トレーニングのイメージと重なって「まさか要介護4や5の方がこんなリハビリが出来る訳がない」と考えてしまう方が非常に多いのですが、これは本当によくある誤解です。
むしろマシンには、
①座ったままや横になった状態で出来ること
②自分自身の体重よりも非常に軽い負荷で生活動作を繰り返せること
という2つの大きなメリットがあるため、介護度の高い方でも無理なくリハビリが出来るのです。
例えば、写真のレッグプレスという下肢専用メディカルマシンは横になった状態のままで「椅子に座っている姿勢」を再現できます。
このマシンを使えば、横に寝た状態で椅子から立ち上がったり座ったりする動作を繰り返すことが出来ます。
この動作を立位で行うとスクワットに近い動きとなり自分の体重が足腰にかかってしまうため、介護度の高い方には非常に難しい動きになります。
しかし、この専用のメディカルマシンでは自分の体重よりはるかに軽い負荷が設定できるため、安全に同じ動きが繰り返せます。
この「生活動作と同じ動きを楽に繰り返せる」ということが、専用メディカルマシンを使ったパワーリハビリの非常に素晴らしい長所です。
これこそが「廃用症候群」に効果的な部分であり、維持期・慢性期のリハビリとしても理想的ポイントとなっているのです。
「廃用症候群」とは寝たきりや行き過ぎた安静状態が続く事によって、様々な心身の機能低下が起こることを指しています。
●病気やケガで入院して長い間、安静にして寝ていた
●無事に退院できても通院のリハビリに行かなくなり、自宅でもあまり動かずテレビを見て過ごすような状態が続いた
このようなきっかけで「廃用症候群」になり、寝たきりや寝たきりに近い状態になってしまいます。
ご本人もご家族も「病気(高齢)で動けなくなったのだから仕方がない」と考えてしまいがちですが、要介護度の高い方は、ほとんどが「廃用症候群」を引き起こしている可能性が高いと言えます。このようなケースこそ私たちの専用のメディカルマシンを使ったパワーリハビリで劇的な効果が期待できる可能性があります。
なぜならマシンを使うからこそ「全く同じポジション、全く同じ角度、全く同じ負荷で、全く同じ動き」を繰り返すことが出来るからです。
「廃用症候群」が引き起こされるのは、動かさなかったことで筋肉・神経が廃用性・不活動になるためです。それならば廃用性・不活動になっていた筋肉・神経系を繰り返し動かし、活動筋に戻すことで改善できます。そのためには同じ動きを何度も繰り返して、一連の動作に関わる筋肉と神経・大脳(海馬)系に刺激を与え、運動を学習することが必要なのです。
また、脳血管疾患が原因で半身にまひが残った方でも、リハビリを継続的に行っていれば寝たきりになることはなく、しっかりした運動学習が行えていれば、身体機能も徐々に回復していくことが大いに期待できます。
普段、私たちが使っている「老化」という言葉は、一般には、身体の動きが衰えて動きにくくなり、筋肉が萎縮して、動作が弱々しくゆっくりになっていく様子を意味します。この「身体の動きが衰えて動きにくくなり、筋肉が萎縮して、動作が弱々しくゆっくりになっていくこと」というのは、医学的には、筋肉が廃用性になっていくことと、ほとんど同じ意味です。
多くの方は、老化には勝てないと思っています。
たしかに、身体が老化により少しずつ弱っていくことは完全には止められません。しかし、少なくとも、「座る、立つ、歩く」といった基本的な生活動作については、リハプライドが提供しているような「維持期のリハビリ」を行うことでその「老化」を食い止めていくことが出来ます。
そればかりか、廃用性になった筋肉を元に戻すことで「老化(廃用症候群)」を「治す」ことも出来るのです。
だからこそ私たちは、パワーリハビリを一人でも多くの介護度の高い方にも試していただきたいと考えています。
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