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2023.05.07

パワーリハビリでパーキンソン病の症状が改善!

パーキンソン病は、運動の調節を指令している脳内の神経伝達物質『ドーパミン』が減少して、

全身への運動の指令がうまく伝わらなくなり体の動きに障害があらわれる疾患で、

現在、国内に約15万人の患者さまがいるといわれています。

 

主な症状には、
『安静時振戦(しんせん)』…安静時に手足が震える、
『筋固縮(きんこしゅく)』…手足の筋肉がこわばる、
『無動(むどう)・寡動(かどう)』…身体の動きが遅くなる、
『姿勢反射障害』…身体のバランスが取れず倒れやすくなる、

 

などがあり、具体的には

 

動き始めの一歩が踏み出せない『すくみ足』、
歩幅が狭くなる『小刻み歩行』、
足を床にすって歩く『すり足』などが見られます。

 

患者さまの多くは、姿勢が前かがみになって、

身体全体が硬くこわばり、顔つきも無表情になります。

 

これらは筋肉がこわばることから生じるのですが、

治療薬を飲むと薬が効いている時間は体が柔らかくなって(on状態)、
薬が切れると再びこわばってきます(off状態)。
これは“on-off現象”と呼ばれ、これを1日の中で何度も繰り返します。

 

パーキンソン病は指定難病であり、治療の難しい病気ですが、
リハプライドではパワーリハビリで
多くのパーキンソン病の方が改善しています。

 

それは、パワーリハビリで「軽い負荷による同じ軌道の運動を、何度も繰り返す」ことにより、

脳内の神経細胞同士の接合部(シナプス)から大量のドーパミンが分泌され、

“パーキンソン病におけるドーパミンの欠乏状態を改善する”と考えられているからです。

 

また、薬は薬効が切れるとoff状態になりますが、

パワーリハビリではドーパミンの分泌により

“on状態が持続する”場合が多いことも分かっています。

 

そして、パーキンソン病特有の『すくみ足』では、

個別機能訓練において、歩き出す際、両手を交互に振ってリズムを取るようにすると、

最初の一歩が比較的スムーズに出やすくなります。

 

さらに、『小刻み歩行』と『すり足』は同じくリズムを取って、

腕を大きく振り、「イチ、二、イチ、二」と号令をかけながら歩くのも効果的です。

 

 

パワーリハビリが、パーキンソン病において顕著な改善を実現できるのは、

①パワーリハビリにより、シナプスから大量のドーパミンが分泌され、

パーキンソン病の原因であるドーパミンの欠乏状態を改善し、持続する。

②パーキンソン病特有の『すくみ足』は、

歩き出す際に両手を交互に振ってリズムを取るようにすると、

最初の一歩が比較的スムーズに出やすくなる。

また、『小刻み歩行』と『すり足』は、同じくリズムを取って、

腕を大きく振り、「イチ、二、イチ、二」と号令をかけながら歩くようにする。

 

この①と②の相乗効果によるところが大きいからなのです。

 

 

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